
第3分科会 ワクワクする音楽、のびのびと育みたい感じる心
~手あそび・うた遊び~ 講師 森岡 紘子先生
司会 健伸幼稚園 並木那菜
記録 健伸幼稚園 青山三重子・北爪千梨津
【森岡紘子先生のプロフィール】
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、聖徳大学大学院音楽文化研究科音楽表現専攻博士前期課程修了。聖徳大学で8年兼任講師を勤めた後、平成26年から聖徳大学短期大学部保育科の専任講師として保育者養成に携わる。聖徳大学短期大学部保育科准教授。
「子どもと楽しめる音楽表現」の本質を探る研究活動を行い、幼稚園、保育園や子育てサロンなどでのワークショップやコンサート活動も数多く行っている。2023年度日本私立学校振興・共済事業団女性研究者奨励金に採択され、「幼児における音の探索行動の可能性を探る–手作り楽器カズーを通して」の事例研究を発表する。
【本研修でのメッセージ】
音楽には、言葉にならない想いや心を表現できる特別な力を持っており、子どもと音を楽しむ力が育めるよう、楽器を使った遊びや自由な声、リズムの表現を通じて音楽がもっと身近で自由なものだと感じてもらいたいと思っています。子どもたちと音楽を楽しみ、豊かな感性を育てる保育者になるために、皆さんの「声」や「感性」が持つ可能性を一緒に探していきましょう。
【第1部】
ウォーミングアップから始まりました。
音を楽しみましょう!手遊びは、動物や食べ物、数など身近なものを題材にした面白さやストーリーの面白さ、動きの面白さ、言葉の面白さ、応答したり、友だちと関わったりする楽しさ、メロディーの心地よさなど様々な楽しみを味わいながら遊ぶことができる。
♪どんな音(作者不詳) ♪ぴちぴちぴちぴち あめこんこん(わらべうた)
♪パッとだして(作者不詳) ♪むしむしジャンケン(作詞:みねかつまさ 作曲:岡田リキオ)

手遊びで育みたい音楽の感覚 子どもの聞こうとする力と音楽的感覚の育ち…ビート、拍子、ダイナミクスとテンポ、フレーズ、リズムパターン、形式、ニュアンス、ソルフェージュ
♪チョット・グット・パー(作詞:湯浅とんぼ 作曲:中川ひろたか)♪かじやさん(作詞・作曲:繁下和雄)
♪サッとにげました(作詞・作曲:荒巻シャケ)♪てんぐのはな(作詞・作曲:浅野ななみ)

曲調を味わって遊びましょう!♪鬼太郎の手遊び(作詞不詳 作曲:いずみたく)鬼太郎をしらなくても楽しい
いち いち こなきじじい にと にで ねこむすめ さんとさん ねずみおとこ
よんとよんで すなかけばばあ バア ご ご ぬりかべ ※ところできたろう どこいった ※
「オイ!きたろう!!」「なんだいとうさん」 (たくさん広めたいなと思います。)
クラシックのテンポが良い曲は、子どもたちも楽しく遊べます。
♪ゴセックのガボット(作詞:森岡紘子 作曲:ゴセック)♪トルコ行進曲(作詞:森岡紘子 作曲:モーツァルト)
【2部】
楽器は楽器である前にモノとして存在しています。子どもたちがモノとしての楽器と出会い、音を発見する瞬間を大切にしていきましょう。
・楽器の使い方を教える前に、楽器をどう扱うのか子どもの様子を見ることも必要。
・トライアングルを鳴らした時の残響は40秒位。鈴を持って歩く人が今どこにいるか当てるなど音を聞く行為。

アフリカの笛「カズー」話しながら吹くと音がでる
うたってキャッチボール
♪ことりのうた(作詞:与田準一・作曲:芥川也寸志
せんせいは とってもうたがすき
みなさん よぶのもうたでよぶ
○ぐみさん ○ぐみさん ○ぐみさん
♪こぶたぬきつねこ(作詞・作曲:山本直純)
先にうたう、後からうたう ときれいにハモる
ハモっていることを子どもたちがきれい!ふしぎ!
と感じたら素敵ですね。
♪大きなうた(作詞・作曲:中島光一)
手話でうたったり、子どもの名前を呼ぶときに使えます。
止められない音楽の力
♪はたけのポルカ
(作詞:峯陽 ポーランド民謡)

最後に『息は生きる力~ワクワクと、のびのびと』
物はある。人は其処にいる、いるだけでも息をしている。生きるとは息をすること。そして、歌うには息が必要。どんなにAIが優れていても音楽に勝るものはない。音楽は、生きている。音楽ってやはり凄いです。
そして、最後のお別れは ♫チョット・グット・パーをうたってくださり バイバーイで終了しました。
【参加した先生たちの感想】
・手遊びは、ねらいに沿ったものを自由に取り入れることができるので、今までの活動前の導入としてだけでなく、様々な形で取り入れていきたいと思いました。
・私は、音楽が得意な方ではなかったので、少し心配でしたが、とても楽しくできて良かったです。実際にトライアングルやカズーを使ってみることができとても嬉しかったです。先生の声も素敵で癒されました。
・楽器の奥深さを知り、楽しみながら研修に参加できました。
・手遊びの種類や楽しみ方をたくさん知ることができ、楽しかったです。今後の保育にも生かしたいです。
・受け身の講義ではなく参加型でしたので周りの先生方と関わりながら楽しんで学ぶことができました。
手遊びどんどん実践したいです。
・様々な手遊びに触れることができ、工夫次第で色々な楽しみ方ができることがわかり良い勉強になりました。
・子どもがモノとしての楽器と出会うお話の中で、アフォーダンスの言葉を耳にしましたが、すぐに次に移行されましたので私なりに考えてみました。シンプルな楽器ほど多くのアフォーダンスを提供できるのかしら?
楽器という魅力的なアフォーダンスを提供し、自己肯定感を高め、学びの喜びを体験できると良いのでしょうか。
その当たりとチラッとお話されていたオノマトペのことも含めて今後、学ばせて頂きたいと思いました。
・森岡先生の音楽愛がたまらなく伝わってきた3時間でした。ウォーミングアップから始まり、たくさんの手遊びやうた遊びをお隣の方やグループで共有しながら楽しむことができました。『音楽は楽しいよー、もっと自由だよー、ほんと身近だよー』と肩の力を抜いて全身で、動きの面白さ、音の面白さや展開の仕方など学ぶことができました。手遊び・うた遊びは何かの導入で使うのはもったいないと改めてその持つ力の凄さを感じました。
