令和7年度 船橋市私立幼稚園連合会夏季研修大会 第5分科会

令和7年度 船橋市私立幼稚園連合会夏季研修大会 第5分科会 令和7年7月28日(月)


『特別な支援とは…』


講師:秋山 篤先生(聖徳大学 聖徳大学短期大学部 教授)

1. 五感の発達はこどもの脳の活性化~遊びの中で養おう~

幼児期は脳が急速に活性化し、神経が繋がる時期であり、その時期に五感の発達を促すことが、子どもの脳の活性化に繋がる。
→我々教師は、一つひとつの遊びの効果を考えて、思い切り遊ばせられる環境を整えることが大切である。

トランポリン、山の上り下り、でこぼこ道、ブランコでは、「平衡感覚」 砂場では、「触覚」「想像力」などを養うことができる。

脳を活性化することで、成長・発達だけでなく【特別支援】にも繋がっていく。

2.気になる子への適切なかかわり方とは

〈かかわり〉
①ほめる…・具体的に、褒められた理由がわかるように「~してくれてありがとう」
    ・こどもの作品をほめる「動物を作るなんていいアイディアだね」
②繰り返す…話し手の言葉を繰り返すことで「聞いてもらえている」「受け止めてもらえた」という気持ちになる(保護者からの相談にも使用できる)
③真似をする…遊びのリードをこどもに取らせ、真似をして遊ぶ
④行動の説明…こどもが行っている良い行動を声に出して実況中継することでやる気倍増
⑤楽しむ…・常に笑顔で、明るく穏やかな声で話す
    ・アイコンタクトやあたたかいスキンシップを

〈言葉かけ〉
①間接的な命令形で「ズバッと直球」
②肯定的な言葉で「否定形はNG」
③一回に一つずつ「一つずつクリア」
④具体的に「してほしいことをはっきりと」
⑤年齢・発達を考えて「無理なものは無理」
⑥普通の声で「大声は混乱のもと」
⑦前後に説明「理由をはっきりさせる」
⑧必要な時にだけ「メリハリをつけて」

〇秋山先生は、聾学校や言語聴覚   士、学童など様々な仕事に就き、多くのこどもたちと過ごす中で得た経験を踏まえて、講義をしてくださりました。講義の中で『「困った子」は「困っている子」。不適切な対応は、「困っている子」から二次障害で「困った子」になっていく』というお話があり、一人ひとりの成長を理解した上で、その子に応じた援助や少しの成長も見逃さず、褒めてあげることが必要なのだと、改めて考えさせられる時間になりました。

 幼児教育が重要視されてきている中で、日頃の保育を振り返り、こどもたちのためにできることを今一度考え、実践していきたいものです。


記録者(若松幼稚園 河野・小野)